2008/2/14 木曜日

本の紹介  考える人を育てる言語教育  高島敦子 著    新評論

Filed under: 読書 — admin @ 10:15:21

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本の紹介

考える人を育てる言語教育
高島敦子 著
新評論

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CONTENTS

序論   カタカナ語の氾濫

第一章  日本人の民族性と言葉

第二章  日本人の社会体質と言葉

第三章  対話不在と一方通行の対話

第四章  「国語」教育の歴史と展望

第五章  新時代の日本語教育

第六章  新時代の英語教育

第七章  伝統的英語教育の批判的考察

第八章  市民化と西欧化

     

印象に残った部分を少し紹介します。

・・・・・・「日本語はあいまいな言語だ」とよく言われる。

私は、日本語そのものがあいまいなのではなく、

日本人があいまいな使い方をするのだと考えている。

・・・・・・・

・・・・・・・日本では何がどんな様子で起こっているのかや、それについて

自分はどのように感じているのか、などを言い表すことばの使い方、

すなわち、感情の表現手段としてのことばの使い方は発達したが、

何が起こっているのかや、自分はそれを見て(あるいは聞いて)

何を考えるのか、などを言い表すことばの使い方は発達しなかった。

「何が」や「何を」は肝心のことである。

わが国では、そのような肝心のことを正確に叙述し、それを他人に伝えることばの使い方

すなわち、論理の伝達手段としてのことばの使い方は発達しなかった。・・・・・・・・

・・・・・

     

読了して思ったことは、言語はとても重要である、ということ。

それは当然と誰もが言うだろう。しかし、こうした言語教育について真剣に考えてきた方の

本を読むことで一つの視点が与えられ、私も意識が以前より高くなった、と思います。

       

医療を含め 重要な局面で それは人等に経済的にも 身体的 精神的にも

決定的な影響を与えるようなことを決めたり、判断したりする際に

物事 対象を的確にとらえ、あいまいではない確固たる思考で判断してゆくことが

大切だと思います。

言語教育に携わってきた著者は、現在の日本の国語教育に関して

情緒志向的すぎる、と警鐘を鳴らし  この本の中で論じています。

     

私が思いついたことは、サッカー(FOOTBALL) のことでした。

ある著名なサッカー選手は、サッカーは ボールを蹴り  走り  ボールを止めて  

ボールを蹴る  こうしたことの繰り返し  こうした基本がしっかりできるか 否かが

とにかく大切だ と言っていました。

ここでボールを言語に置き換えてみると

相手のボール(言語)を正確に受け止め  誰かにボール(言語)を正確に送る

という コミュニケーションの本質が浮かんでくるようです。

私たちは、ボールをよく見て ボールをしっかりと受け止め そして 相手に送ることが

できているでしょうか?

一生勉強しなければならないようです。

楽しみながら前進してゆけたらと 思います。

     

      2008.2.14.TW

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