六月十七日 火曜日 石垣りん詩集 宇宙の片隅で 理論社
詩集の紹介
石垣りん詩集
宇宙の片隅で
理論社
収録されている詩
太陽のほとり
新年
初日が昇るとき
新年の食卓
太陽の光を提灯にして
時の記念日に
朝のパン
洗たく物
夏の本
父の日に
旅情
おみやげ
挨拶
弔辞
崖
青い鏡
原子童話
くらし
略歴
定年
女
今日もひとりの
私の前にある鍋とお釜と燃える火と
島
峠
地方
不出来な絵
表札
空をかついで
用意
道
この世の中にある
0
おやすみなさい
以上
宇宙の片隅で
今 ことり と
音がした
寂しいだろうか 悲しいだろうか
それに応えるように この世界では
鐘が鳴り響き 鳴り渡り
それがやがて消えてゆく
生まれ出た音たちが 消えるとは
どういうことだろう
たしかな たしかな
この響きを 永遠に信じて
私は 耳をすませたら
宇宙の片隅で
今 ことり と
音がした
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